今日聴いたCD

クワイエット・スカイズ

クワイエット・スカイズ

確かItalyのレーベルから出された今風のBossa+Loungeという感じ。ちょいとチャっちーところもあり。Frenchポップっぽくしたいんだったら、もっとキッチュにすべき。
でもMelodyのセンスとかはいいと思う。

これ買ったのってまだAcidがあった時だからだいぶ前か。
今聞いたほうがなんか新鮮に聞こえます。

こういう音はいいオーディオで聞きたいです。


[Cosmic Soul Ⅱ]........Various Artists 1995年

前にBlogでJazzanovaの「Circles」というアルバムが僕の音楽人生を変えたと説明したと思うのですが、このコンピCDもまさにそうです。

1995年。僕は1992年からTechnoを聞くようになりました。それまで雑種でなんでも節操なく音楽を聴いていた僕でしたが(貧乏学生であったため、レンタルCD中心、年間150枚くらい)、Technoとの出会いをきっかけに、どんどんCDを購入するようになったのです。
まあTechnoを聴くようになったのは電気Grooveというありがちな理由だったのですが、そこで出会ったDetroitTechnoに完全にやられてしまいました。

90年代の音楽のMovementというのは、Aicd Jazz, Raregroove, そしてTechnoだと思うのです(80年代はNew WaveとMTV)が、リアルタイムで本当にしびれたのはTechnoです。まあそのあとどっぷりAcidJazzとraregrooveの波に飲まれるのですが。

僕が聴いていたデトロイトテクノの最高峰の作品を集めたコンピがこのCosmic Soulシリーズ。その中でもこのVol.2は本当にすごいです。美しすぎます。

当時はテクノといえば「ジュリアナ's 東京」が全国でブームを起こしていましたが、あそこで「Techno」と叫ばれていた音源は厳密にはテクノではありません。あれはRaveです。念のため。
当時僕が好きだったHardcore,Tranceは今のトランスとは似て非なるものです。

10年前の音を今再確認しても、素晴らしいの一言。一曲目の「JupitarJazz」は「Hi-tech Jazz」とならぶ最傑作。そこから始まる天才たちの調べ。CarlCraig,KenIshiiはいまや世界でもTechnoという範疇だけではない素晴らしいMusicianとして認められています。なんせ10年以上前にこんなにかっこいいんですから。
そして、このアルバムの一番の重要な点は「Strings of Life」が入っていること。
この一曲で音楽の歴史は変わったと思います。Techno界において、歴史を変えた曲というのはいくつかあると思うのですが、僕の意見を勝手に言わせて頂くと、Kraftwerkの「Autobahn」YMOの「Behind the Mask」「Citizen of Silence」,808stateの「Pacific」,Underworldの「Rez」などが挙げられると思います。そしてDerrickMayのこの曲。

Technoが好きな若い人には是非聴いてもらいたいこの一枚です。